無垢のダイニングテーブル選びのポイント

原木から切り出したそのままの板である無垢材を使ったダイニングテーブルは、木材本来の味わいを生かし、落ち着いた雰囲気や安定感をたたえています。本来は一枚板のことを指しますが、家具で使われる無垢材には、板をカットしてつなぎ合わせた集成材も含まれ、加工には高い技術が必要とされます。それなりの面積を持つダイニングテーブルは、インテリアの色調を左右しますので、木材の色合いや木目などを考慮しながら樹種を選んでいきます。明るくナチュラルな雰囲気となるのが、メープル材やタモ材、ナラ材で、渋く落ち着いた色調を選ぶのであれば、ウォールナット材やチェリー材が良いとされます。ダークブラウン系のウォールナットでは印象が強すぎる場合、マイルド感があるチェリー材が重宝されます。

デザインの違いで大きさの印象が変化

無垢材のダイニングテーブルにおいてメイン部分とも言える天板は、大まかに分けて2種類のデザインがあります。樹木本来の雰囲気がダイレクトに伝わってくる、木の樹皮部分をそのままの形で残した天板で「耳つき」と呼ばれるタイプと、もう一つは、その耳をカットして、スタンダードな長方形もしくは正方形に整えられた天板で「ストレートカット」とも呼ばれています。耳つきとストレートカットのどちらを選ぶのかは好みとなりますが、樹皮の豪快さを感じさせるダイナミックな雰囲気の耳つき天板は、木材の色調や長方形のバランス、仕上げの雰囲気によっては、実際のサイズ感よりインパクトが強くなることがあります。インテリア全体のバランスに対して主張が強すぎると、部屋を狭く感じさせてしまうので、雰囲気をよく確認してから選ぶことが大事です。

仕上げの質感も全体のイメージを左右

無垢材を使ったダイニングテーブルは、仕上げの方法も2通りあり、表面に塗膜ができないタイプと、塗膜ができるタイプに分けられます。塗膜ができないタイプでは、主にオイル仕上げや、ワックス、ソープ仕上げといったものがあります。 オイル仕上げは、植物由来の油などを原料としたオイルを整えられた板にしみ込ませます。 塗膜をできないことから、木の表面を直接触れることができ、自然な質感を楽しめます。塗膜ができるタイプの仕上げは、主にウレタン塗装になります。 表面に薄い樹脂の膜が作られることで表面の強度が増し、傷や汚れに強くなります。 そのぶん、塗膜ができないタイプで味わうことができる木材本来の質感を感じにくくなっていますが、気を付けていても日常的に付いてしまう細かな傷が気になる人には、塗膜ができる仕上げのほうが安心です。